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妊娠中の刑務官を守る集団訴訟、州と争った小規模事務所

法律事務所向けソフトウェア企業ClioのYouTubeチャンネルが、動画「2026 Reisman Award Winner: Community Champion // Peter Law Group」を公開しました。南カリフォルニアのPeter Law Groupを率いるArnold Peter氏が、妊娠中の女性刑務官を代理してカリフォルニア州と争った集団訴訟を振り返り、小規模事務所が大規模な事件をどう戦い抜いたかを語っています。

Clio / 公開 2026/10/26 / 2分 / YouTube で見る

訴訟の発端

Peter氏は一つの場面を示して話を始めます。妊娠7か月の女性刑務官が暴力的な受刑者を独房から連れ出すよう州から命じられる場面です。その刑務官は「仕事とお腹の子のどちらかを選ばされる耐えがたい状況」に置かれると述べ、誰もそのような立場に置かれるべきではないと語ります。

動画には当事者の刑務官も登場します。カリフォルニア州矯正局は妊娠後期の刑務官を危険な任務に就かせていました。ある刑務官は、子どもに何かあっても責任は本人にあり当局は負わないとする書面への署名を強いられたと証言しています。ほかにも子どもがいたため働き続けるしかなく、職場は非常に暴力的だったといいます。

12人対1人の法廷

Peter氏は声を上げた女性たちを「信じられないほど勇敢」と称え、集団訴訟の提起を決めました。米国のクラスアクションは、少数の原告が同じ立場の多数を代表して争う訴訟です。この訴訟は現職の刑務官に加え、将来の刑務官も含む数千人の女性に影響するものだったと説明しています。

相手方はカリフォルニア州で、資金も人員も豊富でした。Peter氏は、法廷にいるのが自分一人で、相手側には12人の弁護士が並んでいた場面もあったと振り返ります。体制の差が大きいなかでの訴訟だったことがうかがえます。

業務ソフトと成果

Peter氏はClioを「格差をならすもの」と表現します。同社の製品があったから、小規模事務所が強大な被告を相手に複雑で大規模な事件に取り組めたと語り、Clioなしではこの結果は得られなかったと述べています。ただし、どの機能を訴訟のどの場面で使ったのかは動画では語られていません。

訴訟の結果、500万ドルの金銭判決が得られました。Peter氏はこの事件の意義が金額にとどまらないと強調します。依頼者と緊密に協力し、米国で最も人口の多い州の法律を変えたことを「誇りに思える」成果だと締めくくっています。

本記事は掲載時点の情報です。発言の引用は日本語に訳しています。