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Harvey米国

AIの長い思考時間をどう見せるか、Harveyの画面刷新

米国のリーガルテック企業Harveyは、自社のYouTubeチャンネルで「Designing Harvey II: Behind the Product Redesign」を公開しました。製品デザインに携わるメンバーが、画面刷新の背景と狙いを語る短い動画です。中心にあるのは、弁護士が安心して使える画面をどう作るかという問いです。

Harvey / 公開 2026/10/29 / 2分 / YouTube で見る

刷新の背景

動画の冒頭では、弁護士向けのエージェント機能を作る難しさが語られます。誰でも直感的に使えることと、法律業務に合わせて作り込むことの両立が必要だという趣旨です。一方で開発の速度が速すぎて、「デザインが追いついていなかった」との振り返りもありました。

初めて製品を見た担当者は、画面ごとに異なる作法が混在していたと述べます。意図の見えない画面は「信頼できるのか」という不安を招くと話します。弁護士には細部まで漏れなく一貫して確認したという実感が必要です。画面の統一感はその実感を支えるという考えです。

書体と配色の選択

刷新では、法律という分野が持つ伝統的で上質な美意識を手がかりにしました。黒いナビゲーションバーを導入し、品位と専門性を表したと説明しています。余白の取り方も多く試し、製品に呼吸できるようなゆとりを持たせたといいます。

書体には先端が三角形のセリフを持つものを選び、精密さと鋭さを表しました。そのうえで角に少し丸みを加え、親しみやすさを足しています。担当者は鋭い印象は専門的に見える半面、「よそよそしく感じられる」こともあると語ります。

待ち時間を伝える動き

画面の動き(モーション)も信頼に関わる要素として扱われました。どこに動きを入れれば利用者が迷わず操作を進められるかを、丁寧に検討したといいます。とりわけエージェントが長く考える状態が増えたことが課題として挙げられています。

処理中であることを動きで示せば、利用者は作業が進んでいると感じられるという考え方です。単に通信の読み込みを待っているのとは違うと伝える役割です。チームはこの刷新を2か月足らずで仕上げたと述べ、顧客も法律業界も変化の途上にあると締めくくっています。

本記事は掲載時点の情報です。発言の引用は日本語に訳しています。