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品質管理基準の2年目、問われるのは仕組みが機能した証拠

Thomson Reutersのチャンネルが公開した動画「Quality Management Standards: What to Expect in Year 2 | AuditWatch」で、AuditWatchのSeth Lankey氏が品質管理基準の適用2年目に事務所が求められることを解説しました。構築したシステムが実際に運用され、機能したことをどう証拠で示すかが話の中心です。

Thomson Reuters / 公開 2026/10/30 / 2分 / YouTube で見る

構築から運用の証明へ

Lankey氏はまず日程を整理します。会計事務所は2025年12月15日までに品質管理のシステムを構築し、使える状態にしておく必要がありました。そして今年の12月15日までに、そのシステムが機能していることを証明できなければならないと説明しています。

同氏によれば、問いの中身も変わります。品質管理のマニュアルを書いたか、持っているかはもはや論点になりません。システムが運用されたか、品質リスクへの対応が機能したか、それを示す証拠があるかが問われます。どのような発見事項があり、事務所がどう対処したかも説明が求められると語ります。

年次結論の三つの形

これらの準備はピアレビュー(米国で会計事務所の監査品質を外部の同業者が審査する制度)で年次結論を裏付けるためのものです。結論は三つのいずれかになります。システムが合理的な保証を提供している、識別された事項を除き合理的な保証を提供している、合理的な保証を提供していない、の三つです。

同氏はこの違いを車にたとえます。「昨年は車を作りました。今年はブレーキが作動するかを確かめる年です」と述べ、2年目が持つ意味を説明しています。仕組みを整えた段階から、運用の実績を示す段階に移ったという整理です。

レビュアーが見るつながり

ピアレビューのレビュアーは各要素のつながりを確認すると同氏は強調します。品質目標から品質リスク、リスクから対応、対応からモニタリングへと進みます。さらにモニタリングから発見事項、不備の評価、根本原因分析、是正措置を経て、最後に年次結論に至る流れです。

Lankey氏はこの一連の流れを事務所向けに図示したと述べ、10月から12月に開く講座の案内で動画を締めくくります。講座では枠組みと事例を示し、モニタリング、是正、業務の品質、年次評価、ピアレビューへの備えを扱うと説明しています。

本記事は掲載時点の情報です。発言の引用は日本語に訳しています。