司法書士が選ぶChrome拡張機能、安全確認の手順と実務の道具
Claudeをブラウザ上で動かす前段階として、Chrome拡張機能の基本を整理する回です。チャンネル「司法書士が解説 AI活用」で司法書士の石本氏が、拡張機能の管理方法と安全性の確認手順を説明しました。あわせて、e-Gov法令検索の補助ツールなど、自身が業務で使う拡張機能を紹介しています。
拡張機能の管理方法
石本氏は拡張機能を、ブラウザに足す小さな道具だと説明します。スマートフォンのアプリのようなものと考えればよいとのことです。アドレスバーの横に並ぶアイコンが拡張機能で、パズルの形をしたマークを押すと一覧が表示されます。
一覧ではピン留めの切り替えにより、アイコンを表示するかどうかを選べます。不要になったものはメニューの「Chromeから削除」で外す仕組みです。アドレスバーにchrome://extensionsと入力すると、導入済みの拡張機能を大きな画面で確認でき、オンとオフの切り替えもここで行えると説明しています。
安全性の見分け方
安全性については提供元と利用者数、評価、最終更新日を確認するよう勧めています。これらはChrome Web Storeの各ページで確認できます。例として示したGoogle翻訳では、デベロッパーがGoogleと表示されており、公式のものと判断できると説明しました。
石本氏は最近のセキュリティ問題にも触れ、開発元と更新の日付や頻度を確かめることが安全な利用につながると述べています。そのうえで「同業の方が実際に使っているか」やネット上の評判も参考になると語ります。動画で紹介した拡張機能のURLは、すべて概要欄に掲載しているとのことです。
日常業務を短縮する道具
最初に紹介したのは、ボタン一つでGmailやカレンダーなどGoogleの各種サービスを開ける拡張機能です。石本氏は「地味に便利」と評しています。次はよく使うサイトをキーボード操作で開く拡張機能で、氏は「LB」と入力するとリーガルライブラリーが開くように設定しており、ブックマークバーより使いやすいと説明しました。
閲覧中のウェブページやYouTube動画を、ワンクリックでNotebookLMに資料として追加できるインポーターも紹介されました。Google MeetのURLを整えてコピーする拡張機能も取り上げています。標準のコピー機能ではタイムゾーンなど不要な情報まで付くため、日付とURLだけを取り出せる点が便利だと説明しています。
e-Gov法令検索の補強
法律実務向けとしてはe-Gov法令検索で使える拡張機能を三つ挙げました。条文に網かけを付けられるものや、表示幅の調整やピン留めなどの機能を加えるものがあります。条番号を半角で入力してエンターを押すと、その条文まで移動できる機能も実演しました。会社法859条の画面から126条へ移動する様子を示し、使い勝手が上がると述べています。
なお、英語のページの翻訳には拡張機能を入れていないそうです。Chromeが標準で表示する翻訳ボタンを使えば足りるためで、必要以上に拡張機能を増やさない考え方がうかがえます。次回はClaudeをブラウザ内で動かすClaude in Chromeを取り上げる予定です。石本氏はこれを、AIエージェントによる自動化の入口と位置付けています。
本記事は掲載時点の情報です。発言の引用は日本語に訳しています。